iphoneがこわれたら、修理の際の選択肢は「Apple正規系」か「街のスマホ修理店」
iphoneがこわれたときに修理を依頼する場所について紹介しています。修理店の選択肢は、Appleが認定している業者「Apple正規系」と「街のスマホ修理店」です。
仕事でもプライベートでも、iphoneをフルに使っているという方はとても多いと思います。そんな人のiphoneがこわれてしまったら大変です。一刻も早く修理に出さないといけません。iphoneがこわれてしまった場合、修理店の選択肢はAppleが認定している「Apple正規系のサービス」か「街のスマホ修理店」になります。
iphone修理・Apple正規系のサービス

Appleが認めている正規のサービスは、「Apple Store」「Apple正規サービスプロバイダ」、そして「キャリア」です。順番に紹介しましょう。
Apple Store(アップルストア)
Appleの製品を修理する場所といえば、Appleユーザーならまず思いつくのがApple Storeではないでしょうか?Apple Storeでの修理を希望する場合は事前予約が必須です。事前予約さえしておけば、修理は多くの場合、予約当日に終わります。
ただし、Apple Storeは、この広い日本に現在、10店舗しかありません。東京都内に5店舗、川崎に1店舗、そして名古屋、京都、大阪、福岡に各1店舗です。そのため、持ち込み修理は、これら大都市周辺に住んでいる人以外、難しいでしょう。
Apple Storeでは、持ち込み修理のほかに配送修理のオプションも用意しています。配送修理の場合は修理完了までに時間がかかりますが、配送にかかる費用については、Appleが出してくれます。
Apple正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダは、Appleが認定している修理業者です。日本では、「ビックカメラ」「カメラのキタムラ」、そして「クイックガレージ」がAppleの正規サービスプロバイダに認定されています。
Apple正規サービスプロバイダでは、Apple Store同様、Appleの純正部品を使って修理してくれます。サービスのクオリティもApple Store同様です。
Apple正規サービスプロバイダなら、日本全国にかなりの数があるので、持ち込みでも利用しやすいでしょう。
キャリア(ドコモショップ・auショップ・ソフトバンクショップ)
iphoneを販売しているドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアでも修理を受け付けています。しかし、キャリアの修理受付窓口もApple Store同様、非常に限定的です。当然ながら、該当するキャリアで購入したiphoneのみが修理の対象となります。
iphone修理・街のスマホ修理店

iphoneは、ご紹介してきたApple正規系のサービス以外の場所でも修理できます。よく「非正規店」や「非正規修理店」などと呼ばれるため、若干、怪しいイメージを持つ人もいるようですが、かんたんに言えば、どこにでもある「街のスマホ修理店」です。
このあと、少し詳しく紹介することになりますが、Apple正規系のサービスを利用すると、ほとんどの場合、内部のデータを消去することになります。街のスマホ修理店でiphoneを修理する場合、よほど重大な故障でもない限り、内部のデータを消去せずに修理してくれます。バックアップはiphoneを使う以上、必須です。しかし、街のスマホ修理店なら、バックアップをしばらくとっていないiphoneでも、データが消えないので安心して修理に出せます。
ただし、街のスマホ修理店で使っているのは純正部品ではありません。品質を重視するのであれば正規系のサービスを利用したほうがいいかもしれませんが、ほかのメリットやデメリットも考慮して修理店は選んだほうがいいでしょう。
iphoneをApple正規系のサービスで修理するメリット

iphoneをAppleの正規系のサービスで修理する場合のメリットをまず紹介しましょう。ちなみに、キャリアやApple正規サービスプロバイダに修理を依頼する場合も、サービス内容はApple Storeで行われるものと基本的に同等です。(料金は異なる場合があります)
純正パーツが使われる
Apple正規系のサービスでは、Apple純正パーツが修理に使われています。街のスマホ修理店では純正パーツを使えないので、この点は正規系サービスの強みだといえます。
AppleCare+を利用できる
Appleの保証プログラム「AppleCare+」に加入していれば、お得な料金でiphoneを修理してもらえます。
AppleCare+は、端末を購入したあとに、希望者が別途購入することで、保証やサポートを優先的に受けられるプログラムです。AppleCare+に加入していると、加入していない場合よりもお得な料金で修理してもらえるほか、盗難や紛失などの際も、お得な料金でサポートしてもらえます。
iphoneをApple正規系のサービスで修理するデメリット

Appleに限らず、正規系のサービスは信頼感がありますが、デメリットもあるものです。Apple正規系のサービスでiphoneを修理するデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
水没修理は保証されない
水没は、iphoneでありがちな故障です。しかし、Apple正規系のサービスでは、水没を保証外にしています。AppleCare+を購入していたとしても、水没修理は高額になります。
内部のデータが消えてしまう
Apple正規系のサービスでiphoneを修理する場合、iphoneに保存されているデータは、ほとんどの場合、すべて消えてしまいます。Apple正規系のサービスを利用する際は、パーツ単位で修理するのではなく中身をすべて交換することが多いため、データはバックアップしておかなければなりません。
「バックアップなんて当たり前のことなのに」
と思う方もいると思います。確かにバックアップはとっておかなければなりません。しかし、iphoneのバックアップは端末の設定や使用環境によっては意外に面倒なこともあります。突然の故障のときに、大昔のバックアップしか残っていなかった…ということはあり得ます。そんなとき、内部データをそのままに修理ができたら、なんてありがたいことでしょうか。
修理に時間がかかる
Apple正規系のサービスでは、Apple Storeに持ち込む場合を除いては、通常、修理に1週間前後の時間がかかります。AppleCare+に加入していれば代替機を使えますが、そのほかの場合は、修理期間中の通信手段を別途考えなければなりません。
修理代が高額
Apple正規系のサービスは、街のスマホ修理屋さんと比較して修理代が高額です。修理代は信頼感と引き換えの部分もあるので、ある程度は仕方がないかもしれません。しかし、AppleCare+を利用しても、故障の状態によってはかなりの金額を払わなければならないことには注意が必要です。
iphoneを街のスマホ修理屋さんで修理するメリット

それでは、iphoneを街のスマホ修理屋さんで修理するメリットについて考えてみましょう。
対応がスピーディー
Apple正規系のサービスでは、修理が終わるまでにどうしても1週間程度の時間がかかります。しかし、街のスマホ修理屋さんなら、持ち込んだその日に、作業によっては20分もあれば修理してもらえます。
内部のデータが消えない
Apple正規系のサービスでは、多くの場合、iphoneの中に保存されているデータは消えてしまいます。しかし、パーツ単位で交換・修理する街のスマホ修理屋さんの修理スタイルなら、多くの場合、データをそのままに修理することが可能です。
iphoneを街のスマホ修理屋さんで修理するデメリット

街のスマホ修理屋さんでiphoneを修理する場合は、以下のようなデメリットを考慮する必要があります。
Appleの保証対象から外されてしまう場合がある
街のスマホ修理屋さんでiphoneを修理してもらうと、その内容により、その後はAppleの保証を受けられなくなる可能性があります。
パーツがサードパーティー製
街のスマホ修理屋さんでは、Apple純正のパーツを使っていません。そのため、パーツの信頼性は落ちます。ただ、著しくクオリティが落ちるわけではありません。
まとめ

iphoneの修理の依頼先は、大きく「Apple正規系のサービス」と「街のスマホ修理屋さん」に分けられます。所有しているiphoneの素性や保証プログラムの利用状況により、修理の依頼先を考慮しましょう。